猫の本当にあった命がけの恩返し 第1話

昨日のブログで虹の橋のところでも書いた、我が家の亡猫「ちゃた」
この子は子供の頃、どうしたらいいもんだと思うほどやんちゃで
障子は破るし、張り替えるのを待ってさらにぶち破る。
さらには、私の部屋の仕切りは襖だったんですが
一晩中かかってその襖に風穴を開けて
私が目を覚ましたときには、何故か隣で寝ていた。
その襖、、、本襖なんですけど~(泣)
猫にとっての感謝と愛の表し方なのか!?
とにかく予想不可能な行動ばかりだった
障子や襖だけでなく、網戸もぶち破り脱走
そして私が仕事から戻ると、セミやらすずめやらが転がっている(泣)
ほめてほめて~と言わんばかりに・・・
どうやらそれは、プレゼントだったらしい
いらんがな(泣)
さらには押し入れを開けて、天井をぶち破り天井裏で豪遊_| ̄|○
そのくせ、人見知り猫見知りだし・・・
結石で入院した時も、引き取りに来てくださいと連絡が来るほど。
そんな暴れん坊の姿を見ていると
いつになったら落ち着くんだろう💧
ずっとこのままだったら家が崩壊する
そんなことを思っていました。
そんなチャタ様を、ゆるさん!とばかりにPCで時折遊んでいた画像がこれ
弟ができた
病院にご飯を買いに行った時
ウルウルおめめでトコトコ歩いてくる子猫を見てしまった。
病院前に捨てられていたという。
「海」と名付けられたその子猫はその日の夜には、ちゃたの弟になっていた。
だって~
あんな目で見つめられたら・・・ねぇ💧
我が天下で、好き勝手をしていたちゃたは
やたら絡んでくる子猫はうっとうしかったんでしょう。
時折唸っては威嚇していました。
しばらくはそんな日が続いたのですが
私達にとっても猫たちにとっても大きな出来事が起きたのです。
東日本大震災
1000年に一度という、よもやあんな震災で被災するとは思ってもいませんでした。
当時の状況は割愛しますが
福島にいた私達は、原発のことがあって避難しようという話になった時
最初に郡山に行こうとしたんですが
普段鳴いたりすることがないのですが、ちゃたが大鳴き
で、郡山は諦めて、その日は家に留まりました。
とはいえ、水素爆発と言っているけど不信感しかなかったので
再度避難を試み、今度は東京へ行こうということになりました。
不思議と今度は鳴くこともなく、すんなり車へ移動。
そこから人間にとっても猫にとっても
不安と恐怖の中、25時間の旅が始まりました。
2匹の心がつながった日
車にはおとなしく乗ったものの、暴れん坊の割には気が弱いチャタ
対して、子供だということもあるかも知れませんが
淡々とドライブを楽しむ海
窮屈にならないようにと、
車の後ろのシートを倒していたのですが
ちゃたは隅っこの方で小さくなって動かない
餌も食べなければ水も飲まない
運転しながらも気になっていたところに
当時、生後7ヶ月位の海が
エサを口に含んだままチャタのところに・・・
そしてポロポロっとチャタの前に置いたんです。
「おにいちゃん、食べな^^」
まるでそんな声が聞こえてきそうでした。」
そうして2つ3つと食べるチャタ
いつもしつこく絡む海をうっとうしそうにしていたけど
この日以降、怒ることもなくなり
お昼寝はいつも一緒
本当に仲良くなりました。
心がつながったのか
恩を感じたのか・・・
動物だってそんな思いやりや感謝の気持ちがあるんだなと思った出来事でした。
純粋で直球で表現するこの子達の行動は
あの不安な状況の中で、どれほど癒やされたことか・・・
そんなこんなで、やっと東京にたどり着き
被災者用の住宅に住むことになりました。
・・・つづく・・・